人見知りのメカニズム

 

 

人見知りのメカニズムについて

一概には説明できないのですが、人見知りは脳のメカニズムによって引き起こされているということが、実験を通して分かりました。

 

生後7,8ヶ月の赤ちゃんがどのようにお母さんを見ているかということを実験し、人見知りのメカニズムについて調べたのですが、お母さんの顔を見ている時は両側の側頭部で脳が活動されておりました。

 

しかし、赤ん坊が見ず知らない女性の顔を見た時は、右側の頭部だけしか活動していなかったのです。

 

これは、赤ん坊がお母さんの顔を見た時だけ左半球にある言語処理の脳領域を使い、伝達を図ろうとしていたと説明できます。

 

実際に大人が他人の顔を見るという場合、初めて見る人、いつも見ている人に関係なく右側の頭部の下部が活動しているので、人見知りが脳のメカニズムによって働いているということがお分かり頂けるでしょう。

 

もちろん、大人になっても人見知りで悩んでいるという方はおり、その人の脳がどのようなメカニズムになっているのかは分かりませんが、少なくとも脳が関係しているということは間違いないのです。

 

また、別の実験では同じく赤ちゃんに母親とそうではない女性の写真を順番に見せたところ、母親の写真の時だけ左脳へのヘモグロビンの供給量が上がりました。

 

この左脳はコミュニケーションを司る器官なので、写真の人間を本能的に母親だと認識していることになります。

 

つまり、脳が母親ではないと感じるからこそ、人見知りをして泣いたり暴れたりしてしまうことがあるのです。

 

このようなメカニズムによって引き起こされている人見知りですが、大人になると大分症状が落ち着いてくるものの、それでもいつまでも悩まされている方はいらっしゃいます。

 

多少の人見知りであれば個性の一つとして片付けることができますが、社会に出て働いているのであれば、この人見知りが弊害となる可能性は高いので、できる限り克服するように努力をした方が良いでしょう。

 

無理をして会話をしようとしても緊張して上手く話せないかもしれないので、まずは他人と簡単な挨拶から始めることをおすすめします。

 

ゆっくりと自分の言葉で挨拶をしたり、簡単な会話を行っていれば少しずつコミュニケーションがとれるようになって人見知りが改善されるはずです。

 

それに、私たちは決して一人で生きているというわけではなく、繋がって生きているので、「人と触れ合うのは素晴らしい」と感じれば、だんだんと人と話すことが楽しいと思うかもしれません。

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